日本医療マネジメント学会第21回和歌山県支部学術集会~新たな医療体制構築への第一歩~

2027年1月30日(土)|和歌山城ホール 4階

ご挨拶

会長挨拶
日本医療マネジメント学会
第21回和歌山県支部学術集会会長
(国立病院機構和歌山病院院長)
南方 良章


 この度、日本医療マネジメント学会第21回和歌山県支部学術集会を国立病院機構和歌山病院の主幹にて開催する運びとなりました。日本医療マネジメント学会は、医療の質向上、安全管理、そして効率的な医療提供体制の構築を目指して、全国各地で積極的な活動を展開しております。
 本年度は、第8次医療計画前期の最終年度にあたり、2040年とその先を見据えた新たな地域医療構想にとって重要な節目の年であり、今後、人口20万人以上をひとつの構想区域の目安として検討を進めることが示されています。また、近年の医療経済の悪化に伴い大多数の病院が赤字経営に陥り、このまま従来型の医療を継続しようとしても体制維持すること自体非常に難しい状況となってきております。
 このような中、持続可能な医療の提供体制を模索する本学術集会は、今後の新しい医療体制に向けた認識の整理と発展性の模索、同時に地域住民に対し安心を提供できる体制の構築にとって極めて重要な役割を果たしうると考えられます。そこで、今回の学術集会のメインテーマを、「新たな医療体制構築への第一歩」とし、様々な新たな診療体制の可能性を提示・共有していただき、それらを各施設にフィードバックし実践することで、この困難な新しい時代を一緒に乗り越え、地域住民が安心できる医療の継続的な提供を目指したいと考えました。
 本学術集会では、シンポジウムのテーマを「看護師の新たな選択肢“診療看護師”」とし、育成体制の構築、実際の活動、診療看護師を目指した場合の具体的内容等について3名の演者の方々にご登壇いただきます。また、ハンズオンセミナーとして和歌山県立医科大学地域医療支援センターの多田明良先生をお迎えし「看護職のためのPOCUS-ケアに活かすベッドサイドエコー―」を計画し、看護師がエコー検査を実際に学べる機会を設けました。ランチョンセミナーでは本学術集会会長の南方が「予後延長から健康寿命延長への目標転換~COPDと身体活動性~」と題し、身体活動性向上の重要性と具体的取組について紹介いたします。最後に特別講演として「ゼロからの再出発」と題して、元TOKIOの山口達也さんから、様々な経験を経ても、人生をあきらめることなく新たな活動にチャレンジしている現状についてご講演いただく予定としています。
 これらの講演は、いずれも新しい時代を見据えた新たな取り組みであり、これからの医療体制の構築を考えるうえで、参考になる内容が数多く含まれているものと自負いたしております。また、多職種からの一般演題も幅広く募集いたしております。本学術集会にご参加いただく皆様方にとって、今後の医療に役立つ新たな知見や多くの示唆を得ていただける、実りある学術集会となることを心より期待いたしております。
 本学術集会が、皆様にとって医療の持続性や効率性を改めて見つめ直し、新たな医療体制の構築に向けた第一歩を踏み出す契機となることを願っております。皆様の積極的なご発表とご参加をお願いし、当日、会場にて皆様にお会いできますことを心より楽しみにしております。

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